循環器外科
開心術
僧帽弁閉鎖不全症に対して人工心肺装置を用いた弁形成術を実施しております。
リスクの高い手術ではあるものの、京都府内で当グループが初めて実施し、退院率は90%を超えております。
費用の目安:120〜140万円
インターベンション治療
動脈管開存症(PDA)や肺動脈弁狭窄症(PS)などの先天性疾患に対しては、京都動物医療センター循環器科協力のもと、Cアームを用いた低侵襲のコイル治療も実施しております。
費用の目安:50~60万円
ペースメーカー設置
洞不全症候群や房室ブロックのような失神などを起こす徐脈性不整脈に対して、ペースメーカーの設置を実施します。
費用の目安:70〜100万円
軟部外科
尿管外科
猫で多い尿管閉塞に対して腎瘻カテーテルの設置から結石摘出までを実施します。手術としては尿管切開を第一選択として、そのほかには尿管膀胱新吻合術、皮下尿管バイパス術(SUB)などを組み合わせます。
費用の目安:50~80万円(片側、両側により異なる)
尿道・膀胱外科
猫の尿道閉塞に対する包皮温存会陰尿道瘻作成、尿道結石摘出術、腹腔鏡による膀胱結石摘出術などを実施します。また尿道や膀胱腫瘍による症例では、尿管腹部開口術や膀胱チューブ設置によるQOL緩和のための手術も対応します。
費用の目安:30~50万円
肝胆外科
門脈シャントに対するシャント血管結紮術、腹腔鏡による肝生検、肝腫瘍に対する肝葉切除術、胆嚢粘液嚢腫に対する胆嚢摘出術などを実施します。肝臓腫瘍では右葉や尾状葉などの難易度の高いとされる右肝区域に対しても超音波乳化吸引装置を用いて対応します。
費用の目安:40~80万円
ヘルニア整復術
会陰ヘルニアや鼠径ヘルニア、横隔膜ヘルニアといった各種ヘルニアに対して、再発率の低い方法で整復を実施します。
費用の目安:30~40万円
その他、腫瘍摘出術
上記手術以外にも体表腫瘍から肺腫瘍、副腎腫瘍などさまざまな腫瘍摘出術に対応します。
神経外科
胸腰部椎間板ヘルニア
ダックスなどの軟骨異栄養犬種に多い椎間板ヘルニアに対して、脊椎の開窓範囲の小さいミニへミラミを実施します。MRIは提携の京都動物医療センター画像診断科と連携します。
費用の目安:30~40万円
進行性脊髄軟化症
椎間板ヘルニアから続発する不治の病に対して、救命のための広範囲硬膜切開術を実施します。救命率は97%を超える有効な治療ですが、麻痺の進行が進みすぎると適応を逃すため早急にご相談ください。
費用の目安:70~90万円